ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート・ペアで、日本勢初の金メダルを獲得した”りくりゅう”こと三浦璃来さんと木原龍一さん。
ショートプログラムで5位と出遅れながらも、フリーで世界歴代最高得点をマークする驚異の逆転劇を見せてくれました。
そんなりくりゅうペアですが、金メダルを掴むまでにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか。
この記事では、二人の感動の逆転劇と、その裏側にあった絆の物語をお伝えします。
りくりゅうが金メダルを掴むまでの道のり

木下グループに所属し、長年ペアとして活躍してきた三浦璃来さん(24)と木原龍一さん(33)。
そんな二人ですが、金メダルを掴むまでにどのような道のりを歩んできたのでしょうか。
今回の五輪では、ショートプログラムで73.11点を記録し、5位と大きく出遅れるスタートとなりました。
リフトでのミスが響き、木原さんはリンク上で動けなくなるほどのショックを受けたといいます。
翌日も涙が止まらず、涙がバレるのを隠すために何度も顔を洗い、肌が乾燥して痛くなったと語るエピソードも残っています。
木原さんは一夜明け会見で「ショートプログラムで大きなミスをしてしまって、もう無理かなと思ってしまって、心が折れてしまっていた」と当時の心境を振り返りました。
三浦さんも「二人ともトボトボ歩いて帰っていた」と語り、精神的に追い詰められていた様子が伝わってきます。
そんな絶望的な状況の中、二人を支えたのはチームメイトや周囲の温かい言葉でした。
特に女子シングルスで金メダルを狙う坂本花織さんからの励ましは、二人にとって大きな力となりました。
坂本さんはバスを降りたところで待っていてくれて「璃来たちなら絶対大丈夫だよ」と声をかけてくれたといいます。
また、コーチからは「野球は9回裏アウトが取られるまで試合は終わらない」と励まされ、気持ちを奮い立たせたことも明かされました。
木原さんは「璃来が力強く引っ張ってくれた」と三浦さんへの感謝を述べています。
こうして二人は心を立て直し、フリーでの大逆転に向けて準備を整えていったのです。
りくりゅうが金メダルを掴むまでの道のりは、ショートプログラムでの挫折から、周囲の支えによって立ち直り、フリーでの逆転劇へとつながる感動的なものでした。
逆転劇を生んだ演技の完成度と技術力

ショートプログラムでの失敗を乗り越え、フリーで圧巻の演技を見せた三浦さんと木原さん。
そんな二人ですが、逆転劇を生んだ演技にはどのような完成度と技術力があったのでしょうか。
2026年2月16日(日本時間17日)に行われたフリー演技で、りくりゅうペアは158.13点という世界歴代最高得点をマークしました。
合計得点は231.24点で自己ベストを更新し、見事に金メダルを獲得したのです。
三浦さんは「オリンピックという舞台で自分たちらしい演技ができて、本当に嬉しく思っています」と笑顔で語りました。
二人の演技は技術的にも完成度が高く、特にリフトの美しさは「宇宙一のリフト」と称賛されるほどでした。
高々と掲げられた三浦さんの姿は、まさに芸術そのもの。
木原さんの力強いサポートと、三浦さんの指先まで魂が宿る表現力が融合し、観客を魅了しました。
米メディア「USAトゥデイ」は「金メダルにふさわしい勝者だった」と称賛し、「ESPN」も「破ることのできない高得点」と伝えました。
木原さんは「諦めないことの大切さを改めて学びました」と語り、口で言うのは簡単だが実際に行動に移すことの難しさを実感したといいます。
しかし、二人はその困難を乗り越え、見事に金メダルを掴み取りました。
逆転劇を生んだ演技は、世界歴代最高得点158.13点を記録し、合計231.24点で自己ベストを更新する完成度の高いものでした。
りくりゅうペアの絆と信頼関係が勝利の鍵

金メダル獲得の裏には、深い絆で結ばれた三浦さんと木原さんの信頼関係がありました。
そんな二人ですが、どのような絆と信頼関係が勝利の鍵となったのでしょうか。
木原さんは「璃来ちゃん、コーチ、トレーナーの方だったり、皆さんが僕の心をもう一度立て直してくれた」と感謝の言葉を述べています。
ショートプログラムでの失敗後、心が折れかけていた木原さんを支えたのは、三浦さんをはじめとするチーム全体の力でした。
二人には「プログラムが終わった後は、決してネガティブなことを言わず、必ずポジティブな一言を伝える」という独自のルールがあります。
うまくいかなかった時ほど、まず良かった点を認め合うことで、前向きに修正点を話し合えるようにしているのです。
一夜明け会見で、三浦さんは「(木原の)涙がやっと嬉し泣きに変わって、それが本当に良かった」と、パートナーへの思いをにじませました。
また、坂本花織さんとの関係性も二人にとって大きな支えとなりました。
三浦さんは「かおちゃんには、団体戦のショートプログラムよりもっと前から私たちは常に支えられている。彼女の明るさであったり、そういった部分にすごく救われている」と語りました。
坂本さんはフリーの演技を見届けた際、客席で歓喜の涙を流していたといいます。
木原さんも「坂本選手には二人ともエネルギーをいただいている。かおちゃんがいなかったらチームジャパンは成り立たないと思う」と感謝の気持ちを表明しました。
さらに「今回僕たちはショートプログラムですごく大きな失敗をしたので、それは多分かおちゃんの分の厄を全部落とした、引き受けたと思う」とユーモアを交えながらエールを送りました。
今回の金メダル獲得により、日本オリンピック委員会(JOC)と日本スケート連盟から、それぞれ金メダル報奨金500万円が支給されます。
二人は団体銀メダルも獲得しているため、合わせてそれぞれ1400万円の報奨金を得ることになりました。
木原さんの出身地である愛知県東海市では、市役所に祝福の横断幕が掲げられ、パブリックビューイングは約150人のファンの歓喜に包まれました。
りくりゅうペアの絆と信頼関係は、ポジティブな言葉を交わし合う独自のルールと、チーム全体の支えによって築かれ、金メダル獲得の鍵となりました。
まとめ
りくりゅうが金メダルを掴むまでの道のりは、ショートプログラムでの挫折から周囲の支えによって立ち直り、フリーでの逆転劇へとつながる感動的なものでした。
逆転劇を生んだ演技は、世界歴代最高得点158.13点を記録し、合計231.24点で自己ベストを更新する完成度の高いものでした。
りくりゅうペアの絆と信頼関係は、ポジティブな言葉を交わし合う独自のルールと、チーム全体の支えによって築かれ、金メダル獲得の鍵となりました。
これからも二人の活躍から目が離せませんね。
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回の記事もぜひご覧ください。

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