学歴で病む学生が増加?「慶應でも国立じゃない」学歴社会の厳しい現実とは?

大学教育に長く携わり学生の悩みに向き合ってきた九州大学法学部の岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、学歴を基準に学生をからかう風潮について問題提起したことで、大きな反響を呼んでいます。

今回は、岡﨑晴輝さんに寄せられた「学歴で病む学生」の声をもとに、学歴コンプレックスが生まれる背景や学歴社会の問題について詳しく紹介します。

目次

九州大学教授が「wakatte.tv」の学歴いじりを問題視した理由

出典:Yahooニュース

学生の心の変化にも向き合ってきた岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、「wakatte.tv」のように大学の入学難易度を基準に学生をからかうスタイルを問題視したのはなぜなのでしょうか。

岡﨑晴輝さんは、大学の入学難易度を基準に学生をからかうスタイルに強い嫌悪感を覚えるとXに投稿しています。

岡﨑晴輝さんは、自殺対策に取り組む団体の理事や監事を長く務めてきました。

大学教員として1年生のクラス担任も担当し、入試結果によって気を病んでしまう学生を見てきたといいます。

九州大学には、東京大学や京都大学を目指して不合格となった後に入学する学生も少なくありません。

気持ちを切り替えて大学生活を送る学生がいる一方で、病気になったり学校に通えなくなったりするケースもあるそうです。

岡﨑晴輝さんが学歴をめぐる問題を深刻に受け止めた背景には、こうした学生たちと実際に向き合ってきた経験がありました。

学歴で病む学生から約200通のメッセージが届いた

出典:オファーボックス

学生の悩みに寄り添ってきた岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、今回の投稿をきっかけに約200通ものメッセージが届いたのはなぜなのでしょうか。

岡﨑晴輝さんのもとには学生や受験生、その親から約200通のダイレクトメッセージが寄せられ、大学の偏差値への固執やコンプレックスを訴える声がありました。

寄せられたメッセージには、浪人している子どもが大学の偏差値に固執して精神的に不安定になったという声がありました。

大学にコンプレックスを抱えながら、自分が悪いと思って声を上げられなかったという声もあったといいます。

つまり、学歴をめぐる問題は単なるインターネット上の議論だけではなく、実際の学生生活や精神面にも影響を及ぼしている可能性があります。

岡﨑晴輝さんに寄せられた声からは、学歴で悩みを抱える学生が存在する実態が浮かび上がりました。

「慶應でも国立じゃない」「上智でも入試方式でバカにされた」

出典:noto

難関大学についても問題提起を続ける岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、難関大学に合格しても学歴をめぐって悩む学生がいるのはなぜなのでしょうか。

岡﨑晴輝さんには、慶應大学に合格したのに「国立じゃないのか」と言われたという声や、上智大学に入学したのに入試方式を理由にバカにされたという声が届いていました。

今回寄せられた声では、いわゆる難関大学に合格した学生であっても、学歴による序列を意識させられるケースが紹介されています。

慶應大学に合格しても国立大学ではないことを理由に評価されなかったという声がありました。

上智大学に入学しても、入試方式を理由にバカにされたという声もあったそうです。

こうした事例からは、大学名だけでなく入試方式まで含めて学生を比較する風潮があることがうかがえます。

岡﨑晴輝さんは、こうした状況について「自分は頑張って第一志望に合格した」と誇りに思うことと、他者を見下すことは別だと指摘しています。

難関大学に合格しても学歴の序列から逃れられない現実が、学歴コンプレックスにつながる一因になっているようです。

学歴マウントが学生を苦しめる背景とは

出典:Amazon.co.jp

学生の心の問題を長く見てきた岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、学歴マウントが学生を苦しめる背景には何があるのでしょうか。

岡﨑晴輝さんは、入学偏差値で他者を見下す風潮が広がることで、学生や受験生が学歴不安にさらされると指摘しています。

岡﨑晴輝さんは、学歴を題材にした動画をエンターテインメントとして消費すること自体にも問題があると考えています。

本人が笑って受け流せる場合もありますが、すべての人が同じように感じるわけではありません。

さらに、親やクラスメートが学歴系の動画を見ていることで、本人が望まなくても学歴を比較する価値観に触れてしまう可能性があります。

その結果、大学名や偏差値によって人間の価値まで判断されるような感覚が広がることを岡﨑晴輝さんは懸念しています。

学歴で病む学生が生まれる背景には、受験競争だけではなく、周囲から繰り返し比較される環境も関係していると考えられます。

学歴フィルターは社会からなくすべきなのか

出典:x.com

大学教育と入試制度について考えてきた岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、企業の採用における学歴フィルターについてはどのように考えているのでしょうか。

岡﨑晴輝さんは、学歴フィルターは企業側の選抜コスト削減が目的だとしつつ、筆記試験やAI面接など別の選抜方法もあるため、大学名だけで区別しない方が企業にもメリットがあると述べています。

岡﨑晴輝さんは、大学名だけで学生の能力を判断することには疑問を呈しています。

同じような偏差値で入学した学生でも、答案の内容や意欲、コミュニケーション能力、創造性などには大きな違いがあるからです。

大学名だけでは測れない能力を持つ学生も多く、学歴フィルターによって企業が人材獲得の機会を失う可能性もあるとしています。

岡﨑晴輝さんは、学歴フィルターについても社会全体でなくしていくべきだと考えています。

学歴は「本人の努力」だけでは決まらない

出典:noto

学生の置かれた環境にも目を向ける岡﨑晴輝さん。

そんな岡﨑晴輝さんですが、学歴を本人の努力だけで判断することに疑問を呈しているのはなぜなのでしょうか。

岡﨑晴輝さんは、持って生まれた素質や家庭環境、学校環境などによって18歳時点の学力には違いが生じるため、学歴を単純に本人の努力や自己責任として扱うべきではないと述べています。

岡﨑晴輝さんは、学歴には本人の努力だけではなく、家庭環境や学校環境などさまざまな要素が関係すると指摘しています。

そのため、大学受験の結果だけを取り上げて本人の能力や努力を決めつけることには慎重になる必要があります。

学歴によって人を一面的に評価するのではなく、それぞれの個性や能力を見ることが重要だといえるでしょう。

岡﨑晴輝さんは、学歴を自己責任だけで片付けない視点が必要だと考えています。

まとめ

今回の問題をめぐっては、岡﨑晴輝さんのもとに約200通のメッセージが寄せられました。

その中には、大学の偏差値や入試方式を理由に悩みを抱える学生や受験生の声がありました。

慶應大学や上智大学のような難関大学でも、学歴や入試方式を理由に比較されるケースが紹介されています。

学歴は進学先を示す一つの情報ではありますが、それだけで人の能力や価値を決められるものではありません。

今回の議論は、受験生や学生を過度な学歴競争から守るために、社会全体が学歴との向き合い方を考えるきっかけになりそうです。

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また次回の記事もぜひご覧ください。

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